8年ぶりに韓国を訪れたロックバンドコールドプレイ（Coldplay）がレジェンド公演を再び完成させた。
16日午後、京畿道高陽市の高陽総合運動場でコールドプレイ（Coldplay）の来韓公演（LIVE NATION PRESENTS COLDPLAY : MUSIC OF THE SPHERES DELIVERED BY DHL）が開催された。
クリス・マーティン（Chris Martin、ボーカル/ピアノ）、ジョニー・バックランド（Jonny Buckland、ギター）、ガイ・ベリーマン（Guy Berryman、ベース）、ウィル・チャンピオン（Will Champion、ドラム）で構成されるコールドプレイは、9枚のスタジオアルバムを含む、現在までに全世界で1億枚以上のアルバム販売を記録し、圧倒的な規模のライブ公演を行い、21世紀で最も成功したバンドであり、最も影響力のあるアーティストの一つとして挙げられている。
コールドプレイの今回の来韓公演は、2017年の初来韓以来8年ぶりに行われたライブステージであり、来韓アーティストの単独公演としては歴代最大・最多規模のスタジアム4回公演である。
8年ぶりに韓国を訪れたコールドプレイは、圧倒的な規模のライブ公演を行ってきたアーティストの威厳をしっかりと示した。「Yellow」、「Fix You」、「Viva la Vida」などの代表的なヒット曲から「feelslikeimfallinginlove」、「WE PRAY」などの最新シングルまでを網羅するセットリストで約120分間の公演を完璧に完成させた。
クリス・マーティンはステージの合間に流暢な韓国語を披露し、雰囲気を盛り上げた。「韓国語が下手でも理解してください」「皆さん、こんにちは」「一緒にいて幸せです」といった韓国語の感想でファンに心を伝えた。
「夢が叶った。韓国に来られて幸せだ」と感想を述べた彼は、BTSとのコラボで発売初週にビルボードホット100で1位に輝いた「My Universe」のステージを飾り、メンバーの名前を一つ一つ呼び上げて深い絆を誇示した。
この日の公演は、レーザー、花火、炎、LEDブレスレットを使用したスペクタクルなステージ演出で、競技場を満たす華やかなショーを見せただけでなく、5万人の観客を一つにする力とステージマナー、休むことなく駆け抜けるステージでも揺るがないライブで8年の待ちに完璧に応えた。
何よりコールドプレイの象徴でもある「ビバ・ラ・ビダ」（Viva La Vida）のステージは、アーティストと観客が一体となった姿で再び感動のステージを完成させた。休む間もなく響く大合唱に、クリス・マーティンはステージにそのまま横たわり、感動の瞬間を全身で受け止めた。
観客参加を促すコールドプレイ独自の公演は、この日も異なる楽しさを提供した。客席の隅々を見ながらプラカードの文言を確認していたクリス・マーティンは、「コールドプレイと一緒に歌うために入隊を延期した」という男性ファンを見つけ、彼をステージに招待して「Up&Up」（アップ＆アップ）を共に熱唱した。
二人のデュエットステージは最高のステージを作り出した。夢のような状況にも動揺せずに歌を熱唱するだけでなく、後半に行くにつれてむしろステージを引っ張るファンの姿や、ステージを徐々に主導していくファンに驚くクリス・マーティンの姿が観客に感動と笑いを提供した。
公演後半に行くにつれて、観客と共にしたステージは増えていった。クリス・マーティンも大きなステージを忙しく駆け回り、遠くの観客とのコミュニケーションも忘れない姿を見せた。「今日、皆さんは私たちが出会った生涯最高の観客でした」と言った彼は、「韓国に戻って本当に嬉しい。皆さんが私の夢を叶えてくれた」と公演場を訪れたファンに心を伝えた。
一方、コールドプレイはこの日から18日、19日、22日、高陽総合運動場で合計4回にわたって行う。
[ソン・ジナ MKスポーツ記者]
