
歌手テジナがソン・デグァンへの懐かしい気持ちを伝えた。
21日に放送されたTV CHOSUNの‘食客ホ・ヨンマンの白飯紀行’(以下‘白飯紀行’)では、歌手テジナがゲストとして出演し、MCホ・ヨンマンと共に忠清南道の瑞川を訪れた。
この日、上京後に中華料理店の配達から新聞配り、靴磨き、洗車場の仕事まで合計37種類の仕事をしたと明かしたテジナは、「寿司屋で働いている時に、接客しながら歌を歌っていたら、ある方が『君の声は特異だ。歌を一度歌ってみて』と言って名刺をくれた。その方がソ・スンイル作曲家だ」と芸能界入りの過程を語った。
テジナは先天的な歌手としてイミジャ、ナ・フナ、チョ・ヨンピルなどを挙げた後、自分は後天的な歌手だと述べた。
これにホ・ヨンマンが「故ソン・デグァン先生も後天的なのか」と尋ねると、テジナは「ソン・デグァン先輩は先天的でも後天的でもなく、中間だ」と明かし、笑いを誘った。
続けてテジナは「ソン・デグァン先輩の話が出ると会いたくなる」と懐かしい気持ちを表した。
そして「私が死んでやっとソン・デグァン先輩を忘れるだろう、そうでなければずっと心の中にいるだろう」と付け加えた。

ホ・ヨンマンは「先に行って良い場所を確保しているだろう」と慰め、テジナは「私があらかじめ良い場所を確保しておくように言った」と話した。
テジナと歌謡界の「親友」として有名だった故ソン・デグァンは、昨年2月に突然この世を去った。享年79歳。遺族によると、ソン・デグァンは前日に体調不良を訴え、ソウル大学病院の救急室を訪れ、治療中に心臓麻痺で亡くなった。
テジナは故ソン・デグァンの葬儀の際に「デグァン兄さん、よく行け。永遠の私のライバルよ」と挨拶し、多くの人を感動させた。
[キム・ミジ スタートゥデイ記者]