
tvNの新しい月火ドラマ「牽牛と織女」(演出:キム・ヨンワン、脚本:ヤン・ジフン、企画:CJ ENM、制作:スタジオドラゴン・デクスター・ピクチャーズ・イオコンテンツグループ)が放送初週に「月曜日病」退治のお守りの効果を見せている。
23日に初放送された「牽牛と織女」は視聴率と話題性の二兎を追い、華やかなスタートを切った。初回は4.3%(ニールセンコリア全国基準)で快調なスタートを記録し、24日に放送された第2回では0.1%p上昇した4.4%で自己最高視聴率を更新した。
視聴者の反応は熱い。初放送直後、SNS X(旧Twitter)のリアルタイムトレンドに上がるとともに、各種コミュニティを通じて演出や脚本の緻密さ、俳優たちの演技に関する高評価が相次いだ。
特に第2回で、ペ・ギョンウ(チュ・ヨンウ役)が唯一の家族である祖母を失った後、絶望に陥った時、ムボクを着て駆けつけたパク・ソンア(チョ・イヒョン役)が自分を押しのけるギョンウを止めて「私はあなたを救う」と叫ぶシーンがエンディングを飾り、熱い反応を呼んだ。
これに対し、一部の視聴者は昨年の話題作「先才を背負って跳ねる」と似たような結末の物語である「救済」ロマンスに熱狂し、今後の展開に対する期待感を表している。
「牽牛と織女」が放送初週にシンドロームの兆しを見せて人気を得た理由は何だろうか。
ある業界関係者は「最近、若い視聴者層の視聴パターンがOTTに移行し、TVチャンネルには中高年層の視聴のためのやや古い素材が多く登場していなかったのでは」とし、「それとは反対に『牽牛と織女』がフレッシュなロマンスとオカルト的要素を完璧に組み合わせて若い層をTVの前に呼び寄せたことが勝利の要素ではないかと思う」との見解を示した。
実際に「牽牛と織女」は初放送で2049視聴率2.0%を記録し、2025年のtvN月火ドラマ初放送の中で最も高い数値を示した。

CJ ENM内部の反応も好調だ。「牽牛と織女」を第2の「先才を背負って跳ねる」と予見し話題を集めたCJ ENMメディア事業本部チャンネル事業担当のパク・サンヒョク常務は、毎日経済スタートゥデイに「『牽牛と織女』は脚本が本当に良くて期待が大きい作品だったが、高校生が主人公でオカルト要素もあったので心配もあったのが事実」とし、「しかし、その心配を吹き飛ばす良い結果が出て本当に嬉しい」と述べた。
良い作品を初めから見抜いてくれた視聴者の目に感謝を伝えたパク常務は「今後もtvNは大胆で新しい試みで視聴者を訪ねる」と述べた。
また「『牽牛と織女』は回を重ねるごとに面白くなる。視聴者の皆さんも引き続き視聴していただければと思う」と作品への期待もお願いした。
初週のスタートは「順調」だった。「牽牛」が第2の「先才」を超えてさらに高い話題性と波及力を生み出すことができるか、今後の動向が注目される。
[キム・ミジ スタートゥデイ記者]