「労務士ノムジン」のチョン・ギョンホ、ソル・イナ、チャ・ハクヨンがそれぞれ異なる声で疲れた青春たちを応援し、慰めた。
20日に放送されたMBCの金土ドラマ「労務士ノムジン」（演出：イム・スンレ、イ・ハンジュン、脚本：キム・ボトン、ユ・スンヒ）では、ノムジン（チョン・ギョンホ役）-ナ・ヒジュ（ソル・イナ役）-コ・ギョンウ（チャ・ハクヨン役）「ムジンス」が生死の岐路に立つ就職準備生ホ・ユンジェ（ユ・ソンホ役）を救う姿が描かれた。就職難に疲れ、不合理な労働環境に苦しむ青春たちを応援する物語が感動と希望をもたらした。
「労務士ノムジン」第7回の視聴率は全国5.6%、首都圏5.4%を記録し、再び自己最高記録を更新した。これは同時間帯及び金土ドラマ視聴率1位に該当し、瞬間最高視聴率は6.1%に達した。瞬間最高視聴率を記録したシーンは、ムジンが「必ず終わりがある」とユンジェに希望を吹き込むトンネルのシーンで、ソル・イナとチャ・ハクヨンが直接歌ったOST「走る」が流れ、感動を増した。（ニールセンコリア基準）
第7回は、昏睡状態で霊体離脱したユンジェがムジンと出会う場面から始まった。ムジンはユンジェがなぜ就職した大企業ではなく、マートで倒れて発見されたのかを調査した。実はユンジェは出勤を前に一方的な採用取り消し通知を受け、代わりに大型マートに非正規職として就職したのだった。カート回収業務を担当していたユンジェは、駐車場でカートを押している最中に意識を失い、目覚めなかった。極度の脱水による肺塞栓症がその理由だった。
しかし、会社はカート業務は40代、50代でも問題なく行える一般的な業務だとして、何の責任もないと逃げた。ムジンがCCTV映像を要求すると、外資系企業なので本社の許可が必要だと言った。本社はどんなにメールを送っても返信がなかった。
これに「ムジンス」は彼らなりの方法で解決に乗り出した。ギョンウがマートに潜入し、直接カート労働体験をし、ヒジュがその様子を撮影した。ギョンウは体感温度39度に迫る駐車場の暑さ、1台20kgの鉄製カートを一度に20台以上引く労働強度、休憩を取るのが難しい作業環境など、健康だった20代の青年ユンジェが倒れざるを得なかった理由を「ギョンちゃんTV」を通じて知らせた。しかし「最近の子供たちは優しく育って弱くなったね」、「行軍したわけでもないのに脱水？」などと非難する「無知なコメント」が寄せられた。
最大の問題はユンジェが生きる意志を持っていないことだった。ユンジェは経済的に困難な姉をこれ以上苦しめたくなく、学費ローンに病院代まで加わり、借金だけが増えるだろうと、人生を諦めようとしていた。「どんなに死ぬ気でもがいても変わらないでしょう」、「もう少し休みたい」と言うユンジェの表情は疲れて見えた。ムジンは目覚めても人生が変わることはないというユンジェの心を取り戻すため、ユンジェと共に海に出かけた。
ユンジェに伝えたムジンの真心は、すべての青春たちに伝える慰めと応援のようだった。ムジンは「今はこのトンネルのように人生が終わりのない息苦しさを感じるかもしれないが、トンネルは次の目的地に行く最も早い近道だと言うじゃないか。今は終わりが見えなくても必ず終わりがある」と大人らしくユンジェをなだめた。トンネルを抜けた瞬間に広がった明るい海にユンジェは微笑んだ。ムジンは真面目に勉強してきたユンジェに労務士試験を提案した。
ヒジュとギョンウの努力も実を結んだ。「ギョンちゃんTV」を見たユンジェの過去のアルバイト先の店長たちと同僚たちが立ち上がった。彼らは何も知らない人々がユンジェを非難するのを我慢できず、インタビューと善意のコメントを自ら申し出た。また、ギョンウはしつこく本社のCEOのSNSを探し、ダイレクトメッセージを送り、本社の責任と産業災害の承認を引き出した。ギョンウは「関心を持って行動すればできるということじゃないですか」と喜んだ。ユンジェの美談はSNSで話題になり、関心がまた別の関心を呼び、青年たちが経験する労働環境が注目された。
ムジンと人々から力を得たユンジェは再び生きる希望を見つけた。ムジンは目覚めたユンジェと漢江でチメク（チキン+ビール）約束を守った。ユンジェは「兄を見ていると労務士も良い職業のようなので挑戦してみようと思います」と新しい夢を明かした。彼らの前で「恋愛1日目」を発表したヒジュとギョンウは、いちゃいちゃ手ハートを作り、甘いカップルの姿を見せて笑いを誘った。
MBC金土ドラマ「労務士ノムジン」第8回は6月21日午後9時50分に放送される。
