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「条件があります、死なないでください」...『私たちの映画』の南宮民、全女敏に揺れ動く

LEE Dakyum
入力 : 
2025-06-15 09:33:23
『私たちの映画』。写真lSBS
『私たちの映画』。写真lSBS

『私たちの映画』の南宮民が、余命宣告を受けた女優全女敏に徐々に揺れ動いている。

14日に放送されたSBS金土ドラマ『私たちの映画』(脚本:ハン・ガウン、カン・ギョンミン、演出:イ・ジョンフム)第2話では、イ・ジェハ(南宮民)が女優という夢を叶えたいイ・ダウム(全女敏)の切実な意志に少しずつ感応し、新たな感性で再生される「白い愛」を期待させた。そのため、第2話の分単位最高視聴率は4.7%を記録した。(ニールセンコリア基準)

先に亡くなった母の病をそのまま受け継いだイ・ダウムは、人生の終わりが近いことから、瞬間的にでも他の人になれる職業である女優を長い間夢見てきた。そのため、イ・ダウムは必ずイ・ジェハが作り出す「白い愛」のリメイク版の主人公になり、夢を叶える決意を燃やしていた。

イ・ダウムはオーディション現場で他の人とは異なるキャラクター解釈でイ・ジェハをはじめ、制作陣のブ・スンウォン(ソ・ヒョヌ)に強烈な印象を残した。イ・ジェハもそんなイ・ダウムの演技に魅了されたが、余命宣告を受けた彼女が映画を撮影中に突然この世を去ることになれば、その後の影響は計り知れない。5年ぶりに制作する次回作であり、多くの人が関わっている作品なので慎重に考えようとしたが、すでにイ・ダウムの存在はイ・ジェハの心に刻まれ始めていた。

脚本作業をしている間中、イ・ダウムの一言に心を奪われていたイ・ジェハは、イ・ダウムに「いつまで生きられるの?」と与えられた時間について尋ねた。これに対し、イ・ダウムは「いつまで生きなければならないのですか?」という大胆な質問で返し、心を震わせた。

特に「白い愛」の主人公の感情線を考えていたイ・ジェハは、自分が去った後に愛する人たちに思い出を残したいというイ・ダウムの言葉に新たなインスピレーションを得た。また、100本以上の独白演技の映像は、女優という夢に向かって黙々と前進していくイ・ダウムの情熱と切実さを想像させた。そのため、余命宣告を受けた相談者ではなく、女優としてイ・ダウムと「白い愛」を共にしたいという確信を持つようになった。

一次オーディション合格の通知を受けて感激に浸ったイ・ダウムは、万全の準備を整え、震える心で二次オーディション現場に入った。イ・ダウムが持参したキャラクター分析の代わりに、余命宣告を受けた彼女の条件に焦点を当てて現実を正確に把握しようとしたイ・ジェハは、痛みを抱えながらも何でもできるというイ・ダウムの気概に再び心の扉を開いていった。そして、イ・ダウムに向かって「条件があります、死なないでください」という条件を提示し、イ・ダウムの主演挑戦に青信号が灯ることを予感させた。

このように、イ・ジェハとイ・ダウムは映画監督と余命宣告を受けた相談者から映画監督と女優という関係の変化を予告し、皆に愛された名作を再び書き直している。果たして二人が互いの人生を込めて作り上げる「白い愛」はどのような感情を込めているのか、興味が高まる。

映画監督南宮民の胸を打った余命宣告を受けた女優全女敏のオーディション結果が明らかになる『私たちの映画』は、20日午後9時50分に放送される。

[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]

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